宅録のマイクでおすすめは?低価格、高音質、手軽な録音に最適マイクとは!?

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宅録、言わずと知れた自宅録音のことですね。
宅録で、重要なのはやはりマイク。でもどんなマイクを使ったら良いのか、おすすめは?という宅録ビギナーさんむけに、扱いやすく高音質で手軽なマイクを紹介したいと思います。

※今回は特にアコースティック楽器のプレイヤー向けの紹介です。
ボーカル向けのマイクはまた別の機会に…

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定番はコンデンサーマイク!けど宅録環境が…

今年2020年は、コロナの影響もあって今までできていたライブ活動がめっきり減り、宅録の機会が増えた、なんてプレイヤーの方のいらっしゃるのではないでしょうか?
また、今や音楽は配信の時代。Youtubeなどでも宅録して演奏を披露したいというプレイヤーもいらっしゃることでしょう。

さて、【宅録 マイク おすすめ】と「ググって」みると一般的に紹介されるのは、「コンデンサーマイク」が主流のようです。

コンデンサーマイクとは?

コンデンサーマイクは、音の振動、つまり空気の振動の変化がコンデンサーに蓄えられている電圧の変化に変換され、電気信号として出力されるマイクです。一般的に広く普及しているマイクは、「ダイナミックマイク」と呼ばれ、音の振動をダイレクトに振動板の振動として拾い、これを電気信号に変えるわけですが、コンデンサーマイクは、予めコンデンサーに電気を貯めておく必要があり、電源が必要となってきます。主な特徴は以下の通り。

<良い点>
・感度が良く、音の解像度が高い
・広い音域をカバーできる

<好ましくない点>
・電源(ファンタム電源)が必要
・高価である
・感度が高いため、ノイズ、録音対象外の音まで拾いやすい
・ハウリングしやすい
・衝撃、振動、湿気に弱い

扱いが難しいコンデンサーマイク

宅録マイクとしてコンデンサーマイクがおすすめされる理由は、やはり録音音質に優れていることが最大の理由のようです。クリアで情報量豊かな録音が可能なコンデンサーマイクは、確かに録音には最適と言えるでしょう。
ですが、上記のようにファンタム電源と呼ばれる電源を用意したり、扱いや保管にも細心の注意が必要なコンデンサーマイクは、録音ビギナーには少々敷居が高いマイクとも言えます。
さらに、録音スタジオのような環境が整った部屋があれば良いですが、大概、「宅録」となると自宅の一室で、防音もままならない部屋での録音を強いられることになることと思います。生活音や、家族の声が漏れ聞こえてくるような環境では、コンデンサーマイクはしっかりそんな音まで拾ってくれますので、高感度さがかえってアダとなってしまうことは、ままあります。といって、家族や周りに録音の間、静かにして!とはとても言えません……。

録音環境を万全にできない場合は、「宅録」でのマイク選びでは、とにかくノイズをいかに抑えるかが、最も解決すべき課題となってきます。

では、どんなマイクがいいのか?となりますが、筆者のおすすめは、

【iRig Acoustic】(IK Multimedia)

今のところ、これしかないんじゃないかと思えるほど、高性能で耐ノイズ性の高いマイクです。

コスパに優れた【iRig Acoustic】レビュー!

それでは、【iRig Acoustic】の何が優れているのか、レビューしていきますね!
まずは、なんと言っても価格。ネット上ではおおよそ5,000円〜8,000円未満程度で販売しています。コンデンサーマイクも5,000円前後からありますが、それなりの音質となると数万円程度から上位のマイクを選んだ方が妥当と思われます。

そして、耐ノイズ性に極めて優れています。壁一枚、扉一枚向こうで、テレビを見ていようが、子供が大声を上げていようが、全くと言っていいほど拾わず、装着した楽器の音だけが綺麗に録音されてくるのには、驚きました。

これは最先端の無指向性 MEMS(Micro Electrical-Mechanical System:微小電気機械システム)を採用した【iRig Acoustic】の最大の魅力です。
さらにMEMSによって機械的動作や構造要素を微小なマイクロ・チップに集積した最先端技術を基に開発されたマイクロフォンが実現され、ピエゾやピックアップマイクなどでも収集が難しい、アコースティックならではの表情豊かな音色をほぼそのままに録音することを可能にしています。

また、扱いが非常に簡単です。
irig acousticはギター向けのマイクとして開発されており、クリップ部をギターのサウンドホールに引っ掛けるだけでセットできます。筆者は、ギターではなくバイオリンに使用していますが、バイオリンの顎あてにもちょうどよくフィットしました。

マイクは、ヘッドホンに音声出力できる分岐端子を経て、4極ステレオ・マイク3.5φ端子でiphone(最近はイアホンジャックが廃止されたので、イアホン変換アダプタが必要)ipad、PCなどのヘッドセット用端子(コンボジャック)に接続できます。※コンボジャックがない場合は、変換アダプタが必要となります。

では、肝心の録音はどうするか。【iRig Acoustic】には「AmpliTube Aoustic」というソフトが対応しており、IOS端末でしたらこれを使って録音できます。ギターに合わせたキャリブレーション機能などもあるので、ギター、IOS端末ありでしたらこのソフトを使用するのがおすすめです。

自分はバイオリンで多重録音の都合もあり、「AmpliTube Aoustic」は使っていません…(というより使いこなせなかった💦)
自分のやり方ですが、【iRig Acoustic】をMacに接続。「Garageband」、もしくは「LogicPro X」に直接録音しています。ヘッドホンでモニタリングもしながら録音でき、のちの編集、ミキシング作業もすぐにできるので、この組み合わせは非常に効率的に録音作業が進みます!

「AmpliTube Aoustic」は残念ながらIOSだけのようですが、おそらく録音ソフトなど使えばWindows PC等でも録音は可能と思われます。

Windows 10の様々な録音方法とおすすめ録音フリーソフト

ライブも可能?iRig Acoustic Stage

【iRig Acoustic】には、拡張モデルとしてiRig Acoustic Stageというものがあります。
簡単にいうと、【iRig Acoustic】をライブでも使用できるようにしたものですね。
【iRig Acoustic】のマイクの他にDSP機能(MEMS マイクロフォンで余すところなく捉えられたアコースティック・ギターの表情豊かなサウンドが正確にデジタル情報に変換できる機能)を搭載したプリアンプ・ユニットが加わっています。これを通して、外部のアンプスピーカーなどに出力もできるようですね。

宅録マイクは使用環境に適したマイクがおすすめ

宅録マイクのおすすめ、特に録音ビギナーさんへのおすすめ、ということで記事を書いてきましたが、まとめますと、とにかく使用環境をまずは良く検討して、適したマイクを選ぶことが肝要かと思われます。
気合十分に高価なマイクに飛びついても、使用環境が整っていなければ、その性能がかえってアダとなってしまうこともあるので、まずは「周囲の生活音や雑音が入りにくいマイク」という視点で、コスト見合いで選んでいってはいかがでしょうか?

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