死亡フラグ図鑑が発刊される！死亡フラグは由緒正しい表現方法だった！？

「死亡フラグ図鑑」だと？？本屋に急がねば！

はあ、「脂肪」「フライ」またそんな、脂っこそうなのばかり。

何言ってんだ？？

「死亡フラグ」図鑑発売に湧く今日、10月12日。
死亡フラグ？アニメ、映画だけじゃない？由緒ある表現方法だった？
みんなが待ち望んでいた「死亡フラグ図鑑」反応やいかに？
「死亡フラグ図鑑」これ、絶対面白いだろ

「死亡フラグ」図鑑発売に湧く今日、10月12日。

「俺、この戦いが終わったら……」100％イヤな予感しかしない言動ばかりを集めた『死亡フラグ図鑑』がついに完成

「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ」。アニメや映画でこんなセリフが聞こえたら、「あ、こいつ死ぬな……」と誰もが確信するでしょう。そうしたいわゆる「死亡フラグ」ばかりを集めた本『明日から使える死亡フラグ図鑑』が10月12日に発売されました。作者は、イラストレーターの茶んたさん。

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ほんと、好きですよね〜〜皆さん。

「死亡フラグ」

死亡フラグ？アニメ、映画だけじゃない？由緒ある表現方法だった？

「死亡フラグ」あーーー、あるある。最近のアニメやら映画やら多いよね。

かっこいい事言ったら死んじゃう〜〜みたいなやつでしょ。

ほんと最近、テンプレばっかだよな〜〜。

なんて思った方。

実は「死亡フラグ」って案外歴史長いみたいですよ。

死亡フラグという言葉自体は、「フラグ」がコンピューターの処理において条件判定に使われる用語から、コンピューターゲームでゲームオーバー（死亡）判定する条件フラグあたりから出てきた言葉と推察されていますが、登場人物が死ぬとか、重大な危機に陥るような予兆を感じさせるような描写は、古代ギリシア叙事詩や三国志、日本の神話などさまざまな古典にもそれらしい描写が多数見受けられるようです。ギリシャ神話は、そもそも神の子として生まれた主人公などは過酷な運命を背負うというのがテンプレ化していた傾向もあるようで、そういう物語展開では自然と「死亡フラグ」は発生してきたのでしょうね。

＜古典における死亡フラグ例＞

・ナルキッソスの母親が予言者テイレシアスに「この子は長生きできるでしょうか？」と尋ねますが、予言者は「おのれを知らなければ」と告げる。

お母さん、フラグ立てないでぇぇ〜〜

・ダイダロスがイカロスにこう告げます。「高く飛びすぎてはいけない。太陽の熱で翼の蝋が溶けてしまうから」

だって飛びたいんだもん〜〜

・古事記、日本武尊。「この山の神は、徒手[むなで]に直[ただ]に取りてむ」（＝こんな山の神は素手で倒してやろう）と言って、守り刀である草薙の剣を置いて出向いて…。

典型的な「フラグ」ですね。

ちなみに、近年の「死亡フラグ」で「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ」は、映画『プラトーン』が元祖であり、物語冒頭にこのセリフを言った主人公の同期の兵士はそれから10分後に死亡したんだとか。ネタになるわな。

しかしここで、全くフラグ無しの退場展開を考えてみよう〜！

ま、現実にはある日突然、ということは珍しい話ではないでしょうが。

物語の中でこれやったら

「え、何で？？」

ってなる事が殆どじゃないでしょうか？

逆にそういった例ってあまりない気が……。

いや、そこで死なせなくても、というのとか、あまりに杜撰なフラグとかはありますけど、それでもちょっとしたフラグはあったりします。

まるっきり無しで退場展開作るのって、案外難しいかも？（特にそれなりに重要な登場人物であればあるほど）

＜死亡フラグ無しの例＞

あまりいい例ではないかもしれませんが、自分の知る範囲で（趣味丸出しですみません。）

・宇宙戦艦ヤマトⅢ：土門竜介　戦闘中、ヤマト甲板に飛び出して被弾し、戦死（殆ど衝動的行動なのでフラグ無し）

・宇宙戦艦ヤマト完結編：島大介　戦闘班でもないのに甲板で白兵戦。被弾して戦死（島、何でそこにいる？って不自然なほどフラグ無し）

（最も、このころのヤマトは終盤お涙頂戴展開のため誰かが死ぬことになってたので、作品自体が死亡フラグ？）

・宇宙戦艦ヤマト2202：山本玲（結局生きてましたが）　戦闘離脱中に巻き込まれ死亡？　これは案外、はぁ？？ってなったので。

戦場のリアルを表現するには、アリかもしれませんが……物語としては「死亡フラグ」無しは禁じ手に近いものを感じますね。

逆に「死亡フラグ」を立てておいて生還するという「死亡フラグ」折りの展開も物語としては効果的ですよね。

「死亡フラグ」定番と言えば定番ですが、物語には欠かせないファクターであることは間違いないでしょう。

みんなが待ち望んでいた「死亡フラグ図鑑」反応やいかに？

これが欲しかった！

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— ねとらぼ (@itm_nlab) October 11, 2020